早いもので、みんなで過ごすのもあと少し。大人も子供も、すっかり仲良くなって外では、水てっぽうや、長縄跳び、みんなで手作りした秘密基地で遊びました。
今日は朝食は粟入りの玄米がゆ、ふのりの味噌汁、大根と梅と海苔のサラダ。お昼はひじき入り玄米ご飯。とうもろこしのスープ。豆腐とれんこんハンバーグ。大根サラダ。夕食は石窯のピザ、パン、野菜スープ、サラダ。スタートの数日のお食事はは体内のたまってものをデトックスできるように塩分をすくなくし、量も少なめ、夜はとくに消化のよいものでした。
5日目になり、だんだん塩分は徐々にふつうの塩分に戻していきます。玄米菜食が基本ではありますが、体調により,個々の対応もしていきます。玄米が入らない子アレルギーの子、ぜんそくの子など、お手当をしつつ、調理内容、調理法も変えていきます。きたとより顔色がよくなって元気になってきている様子がうかがえます。
朝は早起きをして2回目の野菜の収穫体験。トマトの収穫体験を愛農の高校生と一緒にしました。放射能が心配だから普段丸ごと収穫したものを丸ごと食させてあげることはできないから、こんなふうにしていただけるのは、とってもうれしい」と話していました。
朝のお集まりでは、ライゲン、お手玉を使った手遊びなどを楽しみました。こどもたちがだんだんと眠りからさめるようにうながして、朝の1日が始まります。
午前は、お母さんたちは、オオニシ恭子先生のお手当講座。サトイモパスターと生姜シップを習いました。実際に自分自身の気になる場所にお手当をして感じてもらいました。さっそく「家でもこれならやれそう。」「こどもにもしてあげれそう」「肩こりだから、続けてしてみたい」
と話していました。
その間こどもたちは、愛農の森館で、にじみえ体験、トランスパレントでちぎり絵体験をしました。こどもたちから「きれいだな~、わ~」という声がきこえてきました。
午後はまったり、お習字をしたり、夕方からのピザ焼き体験のパン生地をこねたりしました。豆乳からにがりとぬちまーすのお塩を使った手作り豆腐のつくり方も学びました。それをチーズがわりにしてべジピザにしました。
夕方からは、ピザ焼き体験。本物の石窯を使い、薪の火で窯を温めて、焼いていただきました。焼きたてをほおばり、みんなニコニコ笑顔。そのほかにも、いろいろな形にしたパン、大きな玄米とひじき入りのパンを焼きました。夕食はその他にミネストローネのスープ、スイカ、カボチャのサラダ。
愛農の石窯は、福島にいたころ、パン釜がほしくて夫に手作りしてもらった同じタイプもの。愛農に数年前に夫が作りまた。いつもこの窯でパンやピザをやくと、福島で石窯パン工房をして、天然酵母のパンを焼いていたころを思いだします。
参加者のみなさんは、オオニシ先生に、食養の個人相談をしていただいています。お手当では、尿が出にくいという方には、レモン水。肩こりの方には生姜シップを。便が出にくい方にはハブ茶を。捻挫には里芋パスター。頭痛にキャベツの葉、シイタケスープ、ものもらいに塩番茶、青菜のパスター、体がゆるんでいるときには梅醤番茶などのお手当をしました。
こどもたちは、「あ~もうあと2日なんだ~」「帰りたくな~い」「もっとここにいた~い」と話しながら、夕食後はトランプや木のおもちゃでたくさん遊んでいました。お母さんたちとスタッフは福島のこと、食のこと、保養キャンプのことなど、いろいろな話を夜はたくさんしました。