今日も晴天。ちょっぴり早起きして、愛農高校の生徒さんと先生と一緒に野菜の収穫体験をしました。まっかなトマトを収穫、おいしい無農薬トマトをその場で丸かじり。
お母さんたちは、6時30分から、やまと薬膳のみなさんと一緒に朝ごはん作り。ご飯作りを一緒にすることによって、食材のこと、体のこと、お料理のことを学んでいきます。期間中は無農薬の食材を使い、玄米菜食の体に優しいお食事です。おやつはなしで、おなかがすいたらおむすびをよく噛んでいただきます。こどもたちは、「え~、おやつないの~」「おむすびがおやつなんて嫌~~、お菓子ないの~」なんて言っていたこどもたちですが、遊んでおなかがペコペコになると、「おむすびちょうだ~い」と、キッチンへかけてきます。おむすびをほおばり、「おいしい~~、おむすびってこんなにおいしかったんだ~」なんていって、今ではすっかり、おなかが減ればおむすびを食べるという習慣になってきています。きっとみなさんから心をこめて作ってくださったお米を寄付してくださり、それを心を込めて作ってくださる調理のみなさんがいて、おなかをすかせれば、それはこどもたちにとって一番のごちそうになっているに違いありません。
午前中は一鍼灸院の一(はじめ)さんの鍼灸に施術をしていただきました。毎年、お母さんや体調不良のこどもさんの体のケアをしてくださっています。一さんの施術で、みなリラックス。その間、こどもたちはスタッフと一緒に手作りおもちゃを作り楽しみました。午後は、お母さんたちは、シェアの時間。3.11からの7年間の今の思いを語り合いました。私はこの時間をとても大切にしています。いつもお母さんに寄り添いたいという思い、少しでもお母さんが元気になって家族が笑顔ですごせることを願っています。
こどもたちは午後からは、折り紙でラッキースター作りをしました。100個作ると願いが叶う?との話を聞き、みんな夢中でたくさんのかわいらしいお星さまを作りました。
ホーリー(わんちゃん)のお散歩、そして夕方には、愛農の牛さんの乳しぼりの見学をさせていただきました。みんな初めてみる牛さんの乳しぼり。お話しを聞きながら、牛乳はこのようして作られているんだということを感じているようでした。生まれて数か月の子牛に会い、やぎちゃんのエサやり体験もしました。おいいしい夕食のあとは、花火を楽しみました。
3日目で少しずつ排毒症状もでてきたようで、かゆみのある患部にはサトイモパスターでお手当。便秘の方には、ハブ茶で便を促し、少しゆるんでいる場合には梅醤油茶など、体調が悪いときおかあさんたちは、いろいろなお手当をやまと薬膳のオオニシ恭子先生や宮本さんに教えていただきながら、学んでいきます。蚊や虫に刺されたときはびわの葉焼酎や、手作りのクリーム、ミネラル水を塗ります。薬を使わなくてもたくさんのお手当があり、それを実際に体験して、福島に帰ってからもできる範囲で、していただけたらいいなと思います。
夜には明かりを消してろうそくを灯し、みんなで1つの輪になって、ライアーの音色に耳をすませて、歌を歌います。グリム童話のお話しを聞き、いい香りのオイルを手につけてもらい、おやすみなさいのご挨拶。みんながリラックスして休んでもらえるように、と夜のお集まりの時間を過ごしています。ここで出会った、いまこのときだけの大家族。こどもたちの笑い声があちらこちらで聞こえてきます。